喫煙は「百害あって一利なし」というように、体に様々な悪影響を及ぼします。
なので当然ペニスにも悪影響があります。
「でもAV男優にもタバコ吸ってる人いるし、ホントに悪影響あるの…?」
と思っているそこのあなた。
体質によって影響を受けにくいことはあれど、リスクがあるのに変わりはありません。
最悪の場合、ペニスが勃たなくなってしまうことも。
この記事では、喫煙がペニスに与える3つの悪影響と禁煙方法について解説します。
喫煙がペニスに与える3つのリスク
喫煙すると、3つのリスクが考えられます。
- 勃起力の低下
- ED(勃起不全)の発症
- 精子異常を引き起こす
どれもペニスにとって、重症とも言えるリスクばかり。
それぞれ解説していきます。
①勃起力の低下
喫煙は、勃起力の低下の原因になります。
これはタバコに含まれる有害物質である「ニコチン」のせい。
ニコチンは、ペニスの勃起に欠かせない血管に大きなダメージを与えます。
タバコを吸うと、肺から吸収されたニコチンは、おおよそ7秒ほどで脳に到達します。
ニコチンの刺激を受けて、血管は収縮し、心拍数は40%も増えます。収縮した血管が元に戻るのには約30分もかかるため、心臓に大きな負担をかけることになります。
そもそもペニスは、海綿体という毛細血管の集まりでできています。
要するに喫煙によって血管が収縮すれば、当然海綿体も収縮するということ。
勃起は、海綿体に大量の血液が流れ込むことで起こる現象。
海綿体が収縮すれば、流れ込む血液量が減って勃起力が低下してしまうワケです。
勃起力が低下するとふにゃちんになり、
- 女性に快感を与えにくくなる
- 射精コントロールがしにくくなる
など様々なデメリットが考えられますよ。
②ED(勃起不全)のリスク
喫煙は、ED(勃起不全)のリスクを高めます。
タバコに含まれる「ニコチン」は、勃起力の低下に留まらずペニスを勃ちにくくします。
煙草に含まれるニコチンは、血管を収縮する作用があります。これが問題なのです。勃起というのは性的興奮時、ペニスの海綿体に血流が流入して膨張する現象なので、血行が悪いと勃起不全を起こしやすいのです
ED(勃起不全)とは、「興奮しても勃起しない」「セックスの途中で萎えてしまう」などの症状のこと。
喫煙による勃起力の低下を放って置くと、EDに陥るリスクが高くなります。
自分の意志に反してペニスが勃たないのは、想像以上に辛いもの。
また女性にとっても、最後までセックスができないのはストレスになるでしょう。
喫煙は、EDを引き起こし男女関係に亀裂を生じさせる原因になるワケですね。
③精子異常を引き起こす
喫煙は精子異常を引き起こす原因になります。
男性の喫煙は、精子の状態を悪化させ、精子数・精子の運能能力・正常形態精子数の低下をもたらします。喫煙者は非喫煙者に比べ、精子数が15~25%低下すると言われています。その他にも、受精能力の低下や精子のDNA損傷率の増加、勃起不全の増加などの喫煙による影響が報告されています。
引用:陣内ウィメンズクリニック
タバコに含まれる有害物質は、精子に様々な悪影響を与えます。
- 精子数の減少
- 精子の質の低下
- 精子の運動率の減少
- 精子のDNA損傷率の増加
これらの悪影響は全て、不妊の主な原因の一つ。
実際、不妊の48%は男性の精子に原因があると調査(*1)で明らかになってるんですよね。
喫煙習慣が長ければ長いほど、当然精子に与えるダメージは大きくなります。
ただでさえ、不妊の原因は女性にあると言われる昨今。
男性の喫煙が、女性の不妊治療の過酷さを助長しているかもしれません。
●参考文献
(*1):男性不妊の検査 診断 治療の手順(方針)-大森病院リプロダクションセンター(泌尿器科)
【疑問】禁煙をすれば、ペニスへの悪影響を改善されるの?
「喫煙がペニスに悪影響を及ぼすことは分かったけど…」
「でも今更やめても、意味ないだろうし…」
喫煙者の多くが、こう思ったことでしょう。
しかし実は、禁煙をすればペニスへの悪影響の改善が期待できるんです。
というのも、タバコによって悪影響を受けた健康状態は、禁煙すれば回復できるから。
長年タバコを吸っていても、禁煙するのに遅すぎることはありません。1990年に出版されたアメリカの公衆衛生長官の報告書(*1)は、これまでの世界各国の研究をまとめ、「禁煙は性別・年齢・喫煙による病気の有無を問わず、すべての人々に大きくかつ迅速な健康改善をもたらす」と報告しています。
禁煙2週間~3ヶ月で、体内の血流が改善されます。
その結果、勃起力の向上やEDの改善が期待できる、ということ。
また精子は毎日生成されているので、禁煙をすれば精子の質はだんだん良くなりますよ。
ペニスのために、今すぐ禁煙を始めましょう。
オススメの3つの禁煙方法とコツ!
タバコに含まれるニコチンには、中毒性があります。
そのため「禁煙しよう」と思ってもなかなかできない…なんてことが大半でしょう。
そこで、この記事ではオススメの禁煙方法を3つ、紹介したいと思います。
- 禁煙アプリを使う
- 電子タバコに切り替える
- 専門の医療機関に相談する
①禁煙アプリを使う
お金をかけずに禁煙に取り組むなら、「禁煙アプリ」がオススメ。
タバコを吸っている自分を客観的に管理できれば、禁煙をサポートできます。
禁煙アプリの中でもオススメなのがこちらの「禁煙ウォッチ」。
出典:禁煙ウォッチ:禁煙時間が一目でわかる!禁煙アプリの決定版!-Appliv
こちらのアプリは、iPhone・Androidどちらでもダウンロードできます。
★「禁煙ウォッチ」の特徴
- シンプルなデザイン
- 初期設定は「1日の本数と1箱の値段を入力」するだけ
- 禁煙時間をもとに、節約できたお金と延命時間を表示
思い立ったら無料ダウンロードするだけなので、気軽に禁煙を始められます。
「禁煙時間・節約できたお金・延命時間」が表示されるのは、禁煙のモチベーション維持にもつながりますよ。
ぜひスマホアプリの力を使って、禁煙してみてください。
②電子タバコに切り替える
「アプリだけじゃ禁煙できない…」
そんな方をサポートする禁煙アイテムが電子タバコ。
勘違いしてはいけないのは、電子タバコと加熱式タバコは違うということ。
禁煙をするなら、電子タバコがオススメです。
★電子タバコ・加熱式タバコの違い
電子タバコ | 加熱式タバコ | |
---|---|---|
主なメーカー | VAPE(ベイプ) | iQOS(アイコス)・PloomTECH(プルームテック)・glo(グロー) |
電子タバコ・加熱式タバコの違い | ニコチン・タールを含まない | ニコチン・タールを含む |
電子タバコには、タール・ニコチンと言った有害物質が一切含まれていません。
しかし紙巻や加熱式より大量の煙ができるので、タバコに近い満足感を得られます。
タバコを吸った感覚を味わいながら、禁煙に取り組めるワケです。
「食後の一服は欠かせない」
「飲み会でどうしてもタバコが吸いたい」
そんな時のためにタバコの代用品として、電子タバコを持ち歩くようにしましょう。
③専門の医療機関に相談する
「絶対に禁煙を成功させたい」
そう思っている人には、迷わず禁煙外来をオススメします。
お金と時間はかかりますが、かなり高確率で禁煙できます。
すべての診察を受けた人では、約50%が禁煙を続けており、2人に1人が禁煙に成功しています。
タバコの依存度にもよりますが、かかる費用は3ヶ月の通院で、13,000~20,000円程度。
医師によるカウンセリングや禁煙補助薬の処方によって、禁煙をサポートします。
2人に1人が禁煙に成功している実績を持つ禁煙外来。
「ペニスのために本気で禁煙したい人」は、早急にお近くの禁煙外来に相談しましょう。
禁煙をして、充実した性生活を送ろう!
喫煙は、個人差はあれど確実にペニスに悪影響を及ぼします。
勃起不全にしろ精子異常にしろ、あなただけの問題ではなく女性に大きな負担を与える原因にもなり得るワケです。
今すぐ禁煙をして、タバコによって悪化した健康状態の回復を図りましょう。
★オススメの3つの禁煙方法
- 禁煙アプリを使う
- 電子タバコに切り替える
- 専門の医療機関に相談する
禁煙に成功すれば、ペニスへの悪影響も改善できます。
「絶対に禁煙を成功したい!」
そう考えている人に最もオススメなのが、禁煙外来への相談です。
必ず禁煙を成功させて、充実した性生活を送ってください。