人は、それぞれ様々な価値観を持っています。
誰一人として同じ価値観の人間はいませんが、実は性別の違いによって価値観の傾向があるんですよね。
中でもセックスに関しては、性別による違いが大きく現れやすいんです。
異性のセックス観を理解していないと、様々なトラブルの元となり愛を育むことは困難でしょう。
そこでこの記事では、男女のセックス観の違いを徹底的に解説しています。
ぜひ恋愛の参考にしてください。
Contents
男女のセックス観は、こんなにも違う!
ハッキリ言って、男女のセックス観はまったく違います。
もちろん人によって価値観は様々。
同じようなセックス観を持つ人と出会うこともあるかもしれません。
しかし生物学上、男女のセックス観には大きなギャップがあるんです。
例を挙げると、
- 男性にとってセックスは「目的」である
- 女性にとってセックスは「プロセス」に過ぎない
と言ったセックス観の違いがあるんですよね。
それでは、より詳しく男女のセックス観の違いについて解説していきますよ。
男性のセックス観
まずは男性のセックス観について解説していきます。
男性の代表的なセックス観は、3つ。
- 複数の女性とセックスしたい
- セックスは1つの目的
- 肉体的快楽ファースト
①複数の女性とセックスしたい
男性のセックス観の1つとして、「複数の女性とセックスしたい」というのがあります。
これは男の生殖本能によるセックス観と言えます。
人間の生殖本能では、より多様性のある子孫を残す方が脳には望ましい。つまり、一人の相手と複数の子を持つより、複数の相手とそれぞれに子を持つ方が、遺伝子に多様性が生まれるので、生物として有利なのだ。
(中略)生物学的には、男性は複数の相手に対し生殖能力を発揮することが可能な生き物であるから、一人の女性に執着することはない。
男性は「優れた子孫を残したい」と本能的に考え、より多くの女性と関係を持ちたい心理が働くようです。
②セックスは1つの目的
男性にとってのセックスは「目的」であることが多いです。
例えばタイプの女性を街中で見つけた時、まず考えるのは「あの子とデートしたい」ではなく「あの子とセックスしたい」なんです。
多くの男性が女性をナンパするのは、デートを口実にセックスがしたいから。
要するにセックスが意中の女性とのゴールに設定されているんです。
そのため極端に言えば、男性は1人の女性とセックスをし続けるのは不可能に近いこと。
ゴールテープを切っても尚、走り続けるようなものなんですよね。
この点が女性と大きく違うセックス観と言えるでしょう。
③肉体的快楽ファースト
男性のセックス観として、肉体的快楽を一番に求める傾向があります。
セックス=気持ちいい行為という考えのもと、女性に様々なアプローチをするワケです。
それゆえに様々な体位を試したり、いろんなシチュエーションでセックスをしようとするんですよね。
セックスの後に女性に感想を求めるのも、男性のセックス観が大きな要因。
自分がどれくらい女性を気持ちよくさせたかを知ることは、セックスの満足感を高めます。
射精という明確なゴールが設定されている男性は、制限時間内にどれだけ女性を気持ちよくさせられるかが男の評価になると考えているんですよね。
要するに、女性を気持ちよくさせることが男性にとっての最大の快楽になるということ。
基本的に男性はセックスにおいて、無意識にもナルシズムが発揮される生き物だと理解しておきましょう。
女性のセックス観
それでは女性のセックス観について解説していきます。
女性の代表的なセックス観は、3つ。
- 一人の男性とたくさんセックスしたい
- セックスは1つのプロセス
- 精神的快楽ファースト
①一人の男性とたくさんセックスしたい
女性のセックス観として、「一人の男性とたくさんセックスしたい」というのがあります。
これは女の生殖本能によるセックス観と言えるでしょう。
女性は生物学的に、自らに命を宿し出産をするという運命を背負っています。
安全な環境で子供を授かるためにも、「この人だ!」と決めた一人の男性に執心する傾向があるんですよね。
と言ってもこの傾向は、出産を経験するとキッパリなくなると言われています。
女性は、子どもを妊娠、出産し次の生理が始まるまでの一生殖期間は、より妊娠の可能性を高めるため一人の相手に執着する。ただ、この一生殖期間が過ぎれば、きっぱりと執着がなくなる傾向がある。
(中略)一生殖期間を過ぎ、本能から夫に関心がなくなってしまったのだ。
生物学的には、子供を出産した時点で男性の役割は終わるワケですからね。
本能的には、女性は出産を終えると子供に執着するようになったり別の男性を求める傾向にあるようです。
②セックスは1つのプロセス
女性にとって、セックスは1つの「プロセス」でしかありません。
気になる男性と出会った時、まず考えるのは「あの人とセックスがしたい」ではなく「もっとどんな人なのか知りたい」なんですよね。
その為にデートを重ねて一緒に過ごす時間を増やし、そのプロセスでセックスがあるワケです。
要するにセックスが意中の男性を知る判断材料として設定されているということ。
なので女性は、男性に比べてセックスの相性を気にする傾向にあります。
相性が合えば継続的なお付き合いを考え、相性が悪ければだんだん距離を取るようになっていくワケですね。
この点が男性と大きく違うセックス観と言えるでしょう。
③精神的快楽ファースト
女性のセックス観として、精神的快楽を一番に求める傾向があります。
セックス=愛を感じる行為という考えのもと、男性に様々なアプローチを求めるワケです。
あくまでも女性は、愛情を求める側。
セックスを通して男性からの愛情を感じることで、精神的な快楽を得るんですよね。
そのため男性のセックス観である「女性を気持ちよくさせたい」という欲求が先走ると、女性は愛情より不快感を抱いてしまうワケです。
男性は、まず女性に精神的快楽を得てもらうようなセックスを心がけましょう。
すると女性は、お返しとして様々な奉仕をしてくれます。
基本的に女性はセックスにおいて、精神的快楽を受けとったお返しとして男性への積極性が増す生き物だと理解しておきましょう。
セックス観の違いは様々なトラブルを引き起こす!
ここまで男女のセックス観について、それぞれまとめてきました。
男性のセックス観 | 女性のセックス観 |
---|---|
複数の女性とセックスしたい | 一人の男性とたくさんセックスしたい |
セックスは「目的」 | セックスは「プロセス」 |
肉体的快楽ファースト | 精神的快楽ファースト |
先にも言ったように、セックス観は男女によってこんなにも違うワケです。
この「セックス観のズレ」は様々なトラブルを引き起こす原因になるんですよね。
★セックス観のズレが引き起こすトラブル
- 離婚
- トラウマによる自信喪失
- ストーカー・傷害事件への発展
など
男女の関係を語る上で、セックスは切り離すことができない問題です。
そんなセックスに対する価値観の違いは、トラウマを生じさせる原因になることも。
最悪の場合命に関わる重大な問題に発展することもあり得ます。
セックス観の違いによる問題を防ぐには…互いに歩み寄ることが大切。
セックス観の違いによる問題を防ぐには、お互いに歩み寄る姿勢が大切です。
と言っても、決して異性間の価値観の違いを無理に理解する必要はありません。
大切なのは、理解しようとすること。
「わたしはあなたのことを理解したい」
この姿勢が伝われば、普段できないようなコミュニケーションが取りやすくなります。
そこで自分たちのセックス観について、きちんと話し合いましょう。
セックスの話は恥ずかしいことではありません。
場合によってはトラウマになったり命に関わる問題に発展するような、健全に生きるために必要な話です。
もしセックス観の違いによってトラブルが起きそうな時は、まず相手に歩み寄りましょう。
その上できちんとコミュニケーションを取ることで、お互いに合点のいく結論が見つかるかもしれません。
良好な男女関係のために、ぜひ参考にしてみてください。
男女のセックス観の違いまとめ
この記事では、男女のセックス観の違いについてまとめてきました。
男性のセックス観 | 女性のセックス観 |
---|---|
複数の女性とセックスしたい | 一人の男性とたくさんセックスしたい |
セックスは「目的」 | セックスは「プロセス」 |
肉体的快楽ファースト | 精神的快楽ファースト |
性別の違いでこんなにもセックスに対する価値観は違います。
もちろん個人差はありますが、男女関係を考える上でぜひ参考にしてみてください。
重要なのは、お互いのセックス観を理解しようとすること。
コミュニケーションを十分に取って、健全なセックスライフを送りましょう。