この記事では、間違ったオナニーについて解説していきます。
「え?オナニーに正しいとか間違いとかあるの?」
と思った男性は多いんじゃないでしょうか。
実はあるんです。
そうとは知らずに間違ったオナニーをやり続けると、勃起障害や射精障害を引き起こす原因になりかねません。
自分のオナニーのやり方と照らし合わせながらご覧ください。
間違ったオナニーは「男性機能障害」の原因になる!
オナニーという行為自体は、決して悪いことではありません。
溜まった性欲を処理するためにも、男にとって必要な営みと言えるでしょう。
しかしやり方が間違っていると、男性機能障害を引き起こす原因になるんです。
名称 | 症状 |
---|---|
早漏 | 射精コントロールができずに、早くイッてしまう |
遅漏 | 射精コントロールができずに、なかなかイケない |
中折れ | セックスの途中で、ペニスが萎えてしまう |
ED(勃起不全) | 性的興奮を受けても、ペニスが勃起しない |
膣内射精障害 | オナニーでは射精できるのに、セックスになると射精できない |
間違ったオナニーは、これらのセックスの妨げになる症状に陥るリスクを高めます。
あなたは大丈夫?間違ったオナニー9選。
今回ご紹介する間違ったオナニーは、9つ。
- 床オナニー
- 足ピンオナニー
- 強く握ってのオナニー
- 短時間で射精するオナニー
- 過度なAVをオカズにしたオナニー
- 皮オナニー
- 寸止めオナニー
- 石鹸オナニー
- 亀頭オナニー
これらのオナニーはすべて、男性機能障害に陥るリスクがありますよ。
①床オナニー
床オナニーとは、手を使わずに床にペニスを擦りつけて射精するオナニーのこと。
床以外にも、枕や座布団に擦りつけてオナニーする人もいますね。
しかしペニスを擦りつけるオナニーは、膣内射精障害に陥る危険性が高いです。
床オナでは、ペニスを床に押し付け、その圧迫に快感を覚えて射精します。
(中略)膣内の刺激が日頃の床オナで得られるそれとまったく違うがゆえに、脳が性的な快感と認識してくれず、射精に至らないということだ。引用:“床オナ”は危険、射精障害に? 泌尿器科医が警告する間違いだらけの男のオナニー、そしてTENGAは…-LITERA
床オナニーは、セックスとはかけ離れた刺激をペニスに与えます。
そのため「セックスよりも気持ちいい」と言われることも。
しかし床オナニーの刺激に慣れてしまうと、セックスでイケない…なんてことになりかねないので、オススメはできません。
②足ピンオナニー
足ピンオナニーとは、足をピーンと伸ばした状態で行うオナニーのこと。
このオナニーも膣内射精障害に陥る危険性があります。
2つ目は、俗に言う“足ピン”。足をピーンと伸ばしていないと射精ができない。そうなると正常位や後背位ではダメで、騎乗位ならイケるかもしれないけれど、それでは女性の負担が大きい。
射精をする際、膀胱の括約筋という筋肉が収縮(*1)します。
(*1):精子が膀胱に入らないようにするため。
括約筋は太ももの筋肉と連動しており、太ももに力を入れることでも括約筋は収縮します。
つまり足ピン状態でオナニーをすると、常に括約筋が収縮している状態に。
これが癖になると、太ももに力を入れないと括約筋が収縮しなくなるんですよね。
常に足を伸ばしたままセックスをすることは滅多にありません。
その結果、膣内射精障害に陥るワケです。
●参考文献
(*1):男性の生殖器の構造と射精のメカニズム|受精のしくみから理解する(1)-看護roo
③強く握ってのオナニー
ペニスを強く握ってシゴくオナニーも、膣内射精障害になるリスクが高いです。
手を使ってペニスに強い刺激を与えた場合、女性の膣圧よりも刺激が強くなり、実際のセックスの際にイケなくなってしまうというのだ。膣の締まりよりも、男性の握力のほうが総じて強いのだから、当然といえば当然だ。
毎日毎日オナニーをしていると、より強い刺激を求めたくなりますよね。
その結果、ペニスの握り加減を強くしたりと間違った工夫をしがちです。
膣内以上の刺激をペニスに与えるのは、射精障害のリスクを高めます。
「どれくらい強く握ってると危険なの?」
という人は、自転車に乗っている自分をイメージしてみてください。
「坂道を登っているときのグリップの握り加減」以上の強さでペニスを握っている場合、かなり危険です。
④短時間で射精するオナニー
短時間で射精するオナニーは、考えられるリスクが2つあります。
- 早漏を悪化させる原因になる
- 膣内射精障害の原因になる
学生時代に、親の目を見計らってオナニーしていた人は、短時間で射精する習慣がついているんじゃないでしょうか。
未だにその習慣が染み付いている人は、セックスでもすぐ射精してしまう…いわゆる早漏を悪化させる原因になり得ます。
また短時間で射精するために、過度な刺激をペニスに与えている人も要注意。
「自分のオナニーが短時間なのかわからない…」
という人は、独身男性300人を対象にした”1回にかける平均時間”を参考にしましょう。
Q2. 1回にかける平均時間は?
「5分」 41人
「10分」 93人
「20分」 53人
「30分」 70人
「40分」 12人
「60分」 26人
「61分以上」 5人
多くの男性が、10~30分程度オナニーをしているようです。
この結果から「10分以内」で射精するオナニーをしている人は、自身のやり方を見直す必要があるでしょう。
⑤AVをオカズにしたオナニー
実はAVをオカズにしたオナニーも、あまりオススメできません。
というのも、AVの見過ぎによって起こるポルノ依存症は、男性機能障害のリスクを高めるから。
インターネットポルノ依存は、男性の性的活動に影響を及ぼしている、ということがあげられます。勃起不全や射精障害が代表的な例です。バイアグラなどの薬も、彼らには効きません、なぜなら彼らの問題は身体的なものでなく、心理的なものだからです。
多くの男性がAVを楽しみながら、オナニーをしているんじゃないでしょうか。
ですがAVのように現実離れしたセックスは、脳に過度な刺激を与えていることになります。
そのため見過ぎると、脳が麻痺してAVでしか興奮できなくなる危険性があるんですよね。
依存状態に陥れば、現実のセックスで興奮できなくなり、EDや膣内射精障害のリスクが高まります。
⑥皮オナニー
皮オナニーとは、包皮(*1)の部分を握ってシゴくオナニーのこと。
(*1):ペニスを包んでいる皮部分のこと。
皮オナニーをし過ぎると、包茎を悪化させる原因になります。
包茎(英語でphimosisと書きます)とは陰茎の亀頭部が包皮に覆われてしまっている状態です。
(中略)現在日本では正確な数は判明してはおりませんが成人男性の10人に6人は包茎と言われております。
包茎は、基本的には第二次性徴期(9~16歳頃)に、ペニスの成長とともに改善されます。
しかし成人男性10人に6人が包茎というのは、もしかしたら日本人が慣れ親しんだ皮オナニーが原因かもしれません。
皮オナニーは、包皮をダイナミックにスライドさせるため伸びきってしまう危険性が高いんですよね。
包茎のデメリットは次の通り。
- 早漏の原因になる
- 恥垢が溜まりやすい
- 不清潔な印象を与えやすい
亀頭が皮に包まれていると、日常的な下着の擦れなどの外的刺激を受けにくくなります。
そのため、性的刺激に敏感になってしまい早漏の原因に。
皮全体をスライドさせるオナニーは、様々な悪影響を併発させるリスクが高いです。
⑦寸止めオナニー
寸止めオナニーとは、射精直前でシゴくのを止めるオナニーのこと。
このやり方は、逆行性射精のリスクを高めます。
男性がセックスやオナニーで射精を我慢すると「逆行性射精」という症状が起きてしまうことがあります。逆行性射精とは、名前の通り精液を外に出すことを我慢することで、本来、射精時に閉じるはずの尿道口付近の尿道括約筋が開いたままになり、精液が膀胱に戻って(逆流)しまいます。
寸止めオナニーは、「射精時の気持ちよさが倍増する」や「早漏改善が期待できる」など、様々な噂がネット上で流れています。
しかしおしっこを我慢すると膀胱炎になるのと同じように、本来放出されるものを無理に我慢するのは、非常に危険な行為です。
噂の真意はともかく、イキそうになったら我慢せずに射精しましょう。
逆行性射精が癖になると、セックス時も精子が放出されずに男性不妊の原因(*1)になります。
●参考文献
(*1):逆行性射精-MSDマニュアル家庭版
⑧石鹸オナニー
石鹸オナニーとは、石鹸もしくはボディーソープを潤滑油に使用したオナニーのこと。
このやり方は、亀頭包皮炎のリスクを高めます。
亀頭包皮炎とは、黄色ブドウ球菌や大腸菌などの雑菌やカンジダが亀頭や包皮に感染することにより起こる病気です。細菌がたまりやすい包茎が原因になることもあります。 成人の場合は、性行為、洗いすぎ、下着とのこすれ、疲れなどから小さな傷ができ感染します。
石鹸やボディーソープに含まれる界面活性剤は、決して肌にいい物質ではありません。
10分近く、オナニーの潤滑油としてペニスに付着したままにするのは、ペニスを傷つけ腫れ・かゆみの原因になります。
特に亀頭部は粘膜質のため、非常に傷つきやすい部位。
「オナニーにヌルヌル感がほしい…」という人は、市販のローションを使用しましょう。
⑨亀頭オナニー
亀頭オナニーとは、亀頭部だけを刺激してオーガニズムに達するオナニーのこと。
亀頭オナニーには、主に3つの病気になるリスクがあります。
- 遅漏
- 膀胱炎
- 亀頭包皮炎
亀頭部は、非常にデリケートな組織。
ここに集中して刺激を与えれば、膣内とは違った強力な快楽を得られます。
にも拘わらず亀頭オナニーは、射精に至りづらいオナニーなんですよね。
そのため、ペニスが刺激に慣れてしまって遅漏に陥るリスクが高くなるワケです。
また、いくら清潔にした手でも長時間亀頭を刺激するのは衛生面的にも良くありません。
最悪の場合、バイ菌が尿道を通って繁殖し、膀胱炎などを引き起こすリスクもありますよ。
正しいオナニーで快適な性生活を送ろう!
今回ご紹介した間違ったオナニーは、9つ。
あなたが普段しているオナニーに、当てはまるものがあったんじゃないでしょうか。
健康的なオナニーライフを取り戻すため、いますぐオナニーのやり方を見直してみてください。
正しいオナニーのやり方を守れば、間違ったオナニーの何倍もの快感を得られます。
こちらの記事を参考にして、正しいオナニーのやり方を押さえましょう。