本記事では、オナニー依存症がもたらすデメリットについて解説しています。
あなたは、どのくらいの頻度でオナニーをしていますか?
止めたくても止められないオナニーに、罪悪感を覚えている男性は非常に多いです。
そんなやり過ぎマスターベーションには、いくつかのデメリットがあるんですよね。
当ページではオナニー依存症の5つのデメリットの解説とともに、実際に性依存症で悩んでいる人の体験談から克服した人のエピソードも紹介していきます。
ぜひ参考にして、自身のオナニーライフを振り返ってください。
Contents
オナニー依存症は日常生活に支障をきたす!
オナニー依存症は、日常生活に支障をきたす非常に厄介な依存症の一つです。
そもそもオナニー依存症とは、その名の通り「オナニーがやめられなくなる症状」のこと。
別名「オナニー中毒」とも言います。
など、オナニーが生活の優先事項になっている人を指します。
具体的に「1日に何回オナニーをしている人はオナニー依存症」という明確な定義はありません。
そこで「このレベルだとオナニー依存症かも」という目安を記載しておきます。
- オナニーしないとイライラする
- オナニーすることに罪悪感を抱いている
このどちらかに当てはまる人は、依存症の可能性が高いです。
日常生活に支障をきたす中毒レベルで、オナニーをしている場合は「依存症」と判断していいでしょう。
オナニー依存症がもたらす5つのデメリット。
オナニー依存症の男性には、主に5つのデメリットが考えられます。
- 遅漏の原因になる
- 亜鉛不足のリスクが高まる
- テストステロンが減少する
- 性犯罪を引き起こす原因になる
- 時間が勿体ない
①遅漏の原因になる
オナニーのやり過ぎは、遅漏に繋がります。
遅漏とは「なかなか射精できない」症状のこと。
毎日のようにオナニーをしていると、もっと強い刺激が欲しくなります。
その結果、ペニスに強い刺激が加わるオナニーをするようになってしまうんですよね。
- 足ピンオナニー
- 強く握ってのオナニー
- 床に擦り付けるオナニー
これらのオナニーは、ペニスにセックス以上の刺激を与えます。
そのためオナニーでは射精できるけど、セックスではイケない「膣内射精障害」に陥る危険性を招いてしまいます。
遅漏は、女性にとって負担でしかありません。
オナニーのし過ぎは、女性に嫌われる要因になりうるワケです。
②亜鉛不足のリスクが高まる
中毒レベルでオナニーをし過ぎると、亜鉛不足に陥ります。
射精をすると、精巣に蓄えられていた亜鉛が体外に放出されるからです。
亜鉛は体内では生成されない成分。
なので食べ物などから、放出された分を補わないといけません。
生殖機能と関わり深い亜鉛は、不足すると男性機能障害や発育障害の原因となります。
オナニーのし過ぎは、男らしさを捨てているのと同じというワケですね。
③テストステロンが減少する
中毒レベルのオナニーのやり過ぎは、体内のテストステロンを減少させます。
テストステロンとは、主に睾丸から分泌される男性ホルモンの1種。
そんなテストステロンがオナニーのし過ぎで減少するのは、射精による亜鉛の減少が原因です。
亜鉛は、テストステロンの生成に必要な成分でもあるんですよね。
亜鉛とテストステロンには相互関係があるため、オナニーをし過ぎると、テストステロンも減少してしまうワケです。
テストステロンの減少は、性機能障害や性欲減退を引き起こす原因に。
オナニーのし過ぎると、「男らしさを司るホルモン」の分泌を阻害してしまうワケです。
④性犯罪を引き起こす原因になる
やり過ぎオナニーは、性犯罪を引き起こす原因になります。
オナニー依存症は、性依存症と呼ばれる病気の1つ。
「性的行動のコントロールができない状態」は、様々な社会問題を引き起こす可能性があります。
オナニー依存症は性犯罪化しない依存症と思われガチですが、実は違います。
というのも繰り返しオナニーをしていく中で、
- 野外でもオナニーするようになる
- 性的思考が急激に変化する
など、性犯罪に発展するリスクも考えられるんですよね。
オナニーのやり過ぎは、人生を棒に振ってしまう危険性があるワケです。
⑤時間が勿体ない
オナニーのやり過ぎは、シンプルに時間が勿体ないです。
あなたは、1回のオナニーにどれぐらい時間をかけていますか?
人によって時間には違いがありますが、おおよそ10~20分であるとされています。
さらにオナニーのおかずとなる、「AV」を探す時間も含めると、1回で30分以上は浪費しています。
多くの男性が「毎日のオナニーで無駄な時間を過ごしている…」と自覚していることでしょう。
それなのに、なかなか止められない状況は精神的にも良くありません。
オナニー依存症の体験談。男女合わせて5人に悩みを聞きました。
ここからはオナニー依存症の体験談を紹介していきます。
今回、ネット上でモニター募集を行い「セックス依存症で悩んでいる」5名に個別インタビューを行いました。
男女関係なく集まった5人のセックス依存症患者は、それぞれどんな悩みを抱えているんでしょうか。
①「頭からエロが離れない」20代・会社員Aさん
依存症のせいで集中力がないことが悩みです。というのも頭の中で常にエロい妄想をしてしまうからです。
高校生の頃からオナニーするようになってそれから5年以上、毎日オナニーをしています。休みの日なんかは家から一歩も出ずにオナニー三昧。ずっとペニスを触ってしまうんです。
新卒で入った会社にいるときも、仕事に集中できずオナニーがしたくてイライラ。
同僚の女性社員を見るだけでその人とセックスしている妄想が頭の中で始まって対面で話なんてできない始末です。
そのせいで社内では極力女性と話さないようにしています。今のところ仕事に支障はないものも、視界に女性が入らないように気を遣っているためケアレスミスが多くよく上司に叱られます。
「依存症が治ればもっと集中して仕事ができるのに…」そう思いながらもオナニーがやめられない。入社してもう少しで半年ですが、いつ首を切られるか心配なレベルです。・・・(20代・会社員)
オナニー依存症のせいで、仕事に集中できないAさん。
思春期ともなれば、誰だってオナニーするもの。
しかし惰性的なオナニーが続くと20代になっても止められなくなり、依存症に陥ります。
女性を見るだけで「エッチな妄想」をしてしまうため、仕事だけでなく日常のコミュニケーションにも悪影響が。
そのせいで女性に積極的にアプローチできず、さらにオナニーに拍車をかけてしまっているのかもしれません。
②「会社のトイレでも…」20代・広告関係Bさん
私の場合は、会社のトイレでもオナニーしてしまいます。性に目覚めるのが早かったんですよね。多分。
中学生になる前からオナニーするようになって、中3の時に友達のお兄さんで初体験を終えました。
それから高校生になって初めて付き合った彼がオナニーしてるところを見るのが好きで、毎日オナニーしてました。
そのときからの習慣が今でも抜けず、暇さえあれば、というか暇がなくてもオナニーをしてしまうようになりました。
会社にいてもトイレのついでに気付いたら弄ってしまっていて。ダメと分かっていながらも、30分くらい平気で触ってしまいます。
イクまで止めれないんです。デスクに戻ってからもそわそわしちゃって周りに怪しまれてないか心配です。
でもこんなこと誰にも相談できないじゃないですか。「我慢しよう我慢しよう」と思っていても、お昼の時間を全部使ってオナニーしちゃう私。
自分は周りの人と比べて変なんだって思うと、生きていることさえ辛くなる時もあります。・・・(20代・広告関係)
仕事中でもオナニーしてしまい罪悪感に苛まれているBさん。
彼女も思春期のオナニー習慣が抜けずに、依存症に陥ったケースですね。
「生きることさえ辛くなる」ほど、オナニーに罪悪感を感じているのはかなり危険な状態。
最悪の事態を招きかねません。
日本では、オナニーは非常にセンシティブな性問題として扱われているため、周りに相談しにくい空気があります。
ですがそんな問題だからこそ、一人で抱え込むのは禁物。
どうしても知り合いへの相談に抵抗がある人は、すぐに専門外来へ相談に行きましょう。
③「寝る間も惜しんでしていまいます」30代・経営者Cさん
私は3年前に離婚をしました。それから重度のオナニー依存症に陥り、寝る間も惜しんでしてしまいます。
普段はネットアプリを開発する会社の経営をしており、今年で起業5年目。
従業員はアルバイトを含め100人に及ぶほど地道ながらも軌道に乗ることできました。
しかし私生活はめちゃくちゃ。妻子がいながらも女遊びが止まらずそれがバレて離婚。まともになろうと思い当時関係のあった女性との連絡を絶ちました。
しかしその分、これまでほとんど見てこなかったポルノ(AV)にはまってしまったんです。
毎日のように夜が明けるまでポルノを漁りマスターベーションにふけっているような生活。おかげで毎日寝不足。
社員からは「働きすぎ」と思われていますが、実際はただのオナニー疲れですからね。全くカッコがつきません。・・・(30代・経営者)
朝までポルノを見漁りオナニーにふけるCさん。
離婚という生活環境の大きな変化が災いとなり、オナニー依存症になってしまいました。
毎晩オナニーをしていれば、当然睡眠時間が削られ睡眠の質が低下します。
睡眠の質が落ちると、
- 集中力の低下
- 疲労が抜けない
- 周りの人に気を遣わせる
など、ビジネスパーソンにとって多くのデメリットが生じるワケです。
オナニーのし過ぎは、翌日のパフォーマンスに悪影響を及ぼします。
④「家に帰りたくない」20代・アルバイトDさん
普段は飲食のアルバイトを2つ、掛け持ちしています。
朝から晩まで、ほぼ毎日フルタイムで働いている感じです。
実家に暮らしているのでそこまでお金に困っているワケじゃないんですが、ここまでして働いているのは少しでも家にいる時間を少なくするため。
家にいるとすぐにオナニーをしてしまうんです。
そんな自分がすごく嫌で。ネットでは「女もオナニーする」ってよく見るけど実際のところ友達に聞けないし本当か信じれない。
もしかしたら私だけって思うと辛くなります。
家にいるとやることなくてスマホを触っているとだんだんムラムラしてきて…。
みたいな流れで1時間以上オナニーしてしまいます。1日中バイトして帰った日は疲れててほとんど気絶するように眠ってます。
明らかに体に良くないんだけど、オナニーするよりはマシだ…と思って耐えています。・・・(20代・アルバイト)
家にいるだけでオナニーしたくなってしまうDさん。
そんな自分自身に嫌悪感を抱き、無理に外出する用事を作っているようです。
センシティブな問題として扱われる一方で「性は立派なカルチャーの一つ」といった、ポジティブな空気も日本で流れ始めています。
しかしその空気もまだ極一部の地域のみ。
Dさんも未だ世間の目を気にして、性に対してオープンになれずオナニー依存症の悩みを一人で抱えているワケですね。
女性のオナニーは決して悪いことではありません。
自分の気持ちいい場所を知るためにも、マスターベーションは非常に重要です。
それなのに「オナニーは悪」と考えてしまうのは、依存症の怖いところだと言っていいでしょう。
⑤「本番でイケなくなった」20代・大学生Eさん
大学4年生です。就活も終わって大学に行くのも週に1回ほど。
友達と遊んでいる時以外はずっとAV見ながらオナニーしてます。
僕は一回のオナニーに5時間以上かけます。
起きてから寝るまで飯も食べずにオナニーしてた時もありました。一人暮らしだから誰にも文句を言われません。本当に病気だと思ってます。
イキそうになったらシコるのを止める、それを延々に繰り返します。
その間ずっとAVを見ているので途中から頭から発火してるんじゃないかってくらい顔が熱くなってくるんですけど、それが堪らないんですよね。
でも射精したあとに襲ってくる賢者タイムで激しく後悔します。「こんな長時間何やってんだ俺…」って。
それでちょうど1カ月前に風俗に行ったんですよ。その時に全然イケなかったんですよね。
別に早漏とは思ってなかったですけど本番だと10分持つか持たないかくらいだったのに、その日は結局イク気配すらなくて。結構ショックでした。
もしかしたら長時間のオナニーのせいなんじゃないかとか考えると…でもそんなことがあったのに次の日にはまた5時間オナニー。
本番イケないのが怖くて、それ以来風俗には行けてません。・・・(20代・大学生)
文字通り、一日中オナニーに時間を費やしてしまうEさん。
その結果、感度が鈍くなり遅漏に陥ってしまいました。
オナニーではイケるのにセックスではイケない…オナニー依存症は性生活にすら悪影響を及ぼすワケです。
遅漏は、早漏よりも女性に嫌われます。
オナニー依存症を放って置くと、女性をセックスで満足させられなくなってしまいますよ。
オナニー依存症の克服方法!重度の依存症だったXさんの話。
ここまで、オナニー依存症に悩んでいる人たちの悩みを紹介してきました。
それぞれ日常生活の中で様々な問題を抱えていましたね。
そして皆さん一様に「オナニー依存症を治したい」と心から思っています。
そこで今回、オナニー依存症を克服して、今では健康的な日常生活を送っているXさんにインタビューを実施しました。
Xさんは、なんとVOLSTANISH編集部メンバーの実のお兄さん。
今回の記事執筆のために、協力をお願いしました。
実際Xさんは、どうやってオナニー依存症を克服したんでしょうか。
えーっと…そもそもオナニー依存症には、ストレスで会社を辞めたことが引き金になった感じだったんですね。
ずっと家にこもってオナニーしてました。貯金もなくなりそうだし家族にもどうしようもないやつみたいに見られるし(笑)で、中途で就職しようと思ったんですけど、オナニーのことが頭から離れないんですよね。
でもこのままだと本当にダメ人間になると思って、どうにかして改善しようと思いました。
でネットで調べてみたら、性依存症の専門外来があったのですぐ予約しました。
診療内容は…カウンセリングですね。性依存は精神の病気なので原因とか現状について医師の方と何度もお話をするといった内容でした。
あとどうしてもな時のために性欲を抑制する薬も処方してもらいました。あとそのクリニックでは就労支援のサポートがあったんですよね。
その時に自分以外にも同じ悩みを抱えている人がたくさんいるんだってことを知りました。
改善に個人差はあると思いますが、僕は週に2回の診療で1ヶ月経たないくらいで元の精神状態に回復しました。
僕の場合、依存歴がそんなに長いワケじゃなかったので意外とすぐに改善できましたね。症状によっては色んな改善プログラムがあるみたいです。
オナニー依存症の治療は…やっぱり誰かに相談するっていうのが大きかったです。それだけでかなり安心できました。
今は就労支援で見つけた企業に中途で採用してもらえて、今もそこで働いています。・・・(30代・会社員)
Xさんは、性依存症の専門外来に通ってオナニー依存症を克服しました。
主にはカウンセリングが行われるようですが、症状によっては薬の処方や別のプログラムを組んでもらえるようです。
Xさん曰く、オナニー依存を克服したいなら「まず誰かに相談することが大事」と言います。
知人に相談するのに抵抗がある人は、専門的な知識を持った人に相談しましょう。
性依存症に特化したクリニックではなくても、精神科のクリニックなら治療を受けることができますよ。
オナニー依存症になる前に…「オナ禁」でリセットしよう!
オナニーは、決して悪い営みではありません。
しかしやり過ぎると、様々な危険性が考えられます。
- 性欲減退
- 男性機能障害
- 性犯罪のリスクが高まる
「オナニー依存症を改善したい…」という人は、今すぐ「オナ禁」に取り組みましょう。
オナ禁をすれば、罪悪感を感じながらオナニーをすることはなくなりますし、何より女子にモテるようになりますよ。
オナ禁で、止めたくても止められないオナニーライフに終止符を打ちましょう。
オナ禁のやり方やコツは、こちらの記事で詳しく解説しています。
当ページを参考に、ご自身のオナニーライフを見直してみてください。