「我慢しても、すぐに射精してしまう…」
早漏の人に限らず、多くの男性がペニスの挿入時間に悩みを抱えているはず。
「イキそうになっても、我慢できる方法が知りたい!」
女性をセックスで満足させるために、射精コントロール術をしっかり身につけましょう。
この記事では、射精コントロールを方法と早漏の改善方法をタイプ別に解説していきます。
Contents
射精コントロールをする方法3選!
イキそうになった時、射精コントロールをする方法は3つあります。
- PC筋に力を入れる
- 別のことを考える
- 腹式呼吸をする
あなたにできそうな方法を、1つでも多く実践してください。
1.PC筋に力を入れる
イキそうなったら、PC筋に力を入れましょう。
PC筋は一般的に「骨盤底筋」と呼ばれ、放尿を止める時に使っている筋肉のこと。
さらにPC筋は、射精コントロールを司る筋肉とも呼ばれています。
骨盤底筋群を鍛えることは頻尿の改善だけでなく射精をコントロールすることもできるようになるといわれます。
PC筋は、射精時に精液を放出するポンプのような役割を担っています。
そのためPC筋に力を入れれば、ポンプの役割を果たさなくなり射精を我慢できるようになるワケです。
PC筋に力を入れる方法は簡単で、肛門をキュッと締めるだけ。
お尻の近くにある筋肉なので、これだけでPC筋に力が入ります。
「イキそうだな…」
と思ったらすぐにピストン運動をやめて、PC筋に思いっきり力を入れましょう。
射精感が引くまで力を入れ続け、キスや体位を変えたりして場を繋ぐのがオススメです。
またPC筋は鍛えることで、勃起力の向上が期待できます。
トレーニング方法が気になる人は、関連記事をご確認ください。
2.別のことを考える
イキそうになったら、セックスとは関係ない別のことを考えましょう。
というのも、頭の中で別のことを考えると脳が混乱して上手く興奮できなくなるから。
その結果、射精感を抑えられるワケです。
★イキそうになったら頭の中で考えたいこと
- 計算問題をする
- 悲しい出来事を思い出す
これらを想像して、興奮した気持ちを紛らわしましょう。
ただアレコレ想像し過ぎると、射精感がなくなるどころかペニスが萎えてしまうので注意してください。
3.腹式呼吸をする
イキそうになった時には、腹式呼吸をするのも効果的です。
腹式呼吸にはリラックス効果があるため、込み上げてくる射精感を緩和できます。
体の面からリラックスする方法のうち、腹式呼吸は、誰にでもすぐにできて効果があるリラックス法です。
そもそも射精は、脳や身体の緊張がピークに達した時にしか起こりません。
そのため、腹式呼吸で気持ちを落ち着かせることで射精感を抑えられるワケです。
★腹式呼吸の正しいやり方
- 鼻からゆっくり息を吸い込む
- 口からゆっくり息を吐き出す
コツは息を吸う時にお腹を膨らませ、吐く時にお腹を縮こませること。
一定のリズムで繰り返すことを意識しましょう。
併用しよう!タイプ別早漏を予防・改善する方法!
これまでの3つを押さえれば、射精を我慢することができます。
しかし早漏の場合は、何度も何度も我慢しないといけません。
そのため「セックスに集中できない…」というリスクがあるんですよね。
男女ともに満足いくセックスをするために、早漏の改善・予防法も押さえましょう。
早漏のタイプ別に解説していきます。
- 過敏性早漏
- 心因性早漏
- 衰弱性早漏
- 病理性早漏
①過敏性早漏
過敏性早漏は、主にペニスが刺激に敏感なのが原因でセックスですぐイってしまう症状です。
主な原因は次の2つです。
- 皮オナニー
- 短時間オナニー
皮オナニーとは、仮性包茎の人が皮ごとシゴいて射精するオナニーのこと。
主に間違ったオナニーが原因で過敏性早漏に陥ります。
包茎気味の人は、普段亀頭が皮に覆われているため、刺激に敏感になってしまい、過敏性早漏になりやすいともいわれています。オナニーを早く済ませるために、すぐ射精する癖をつくっている場合も、この状態に陥りやすいとされています。
男たちの生活の一部と言っても過言ではないオナニー。
実はやり方を間違えれば、射精障害を引き起こす可能性があるんですよね。
「ひょっとしたら過敏性早漏かも…?」
心当たりがある人は、3つの改善方法をチェックしましょう。
- セックスの前に射精しておく
- 刺激の弱い体位でセックスする
- 厚手のコンドームを使う
1.セックスの前に射精しておく
セックスの前に抜いておくことで、射精感を抱きにくくなります。
というのも、射精の後は脳や身体の緊張が解けて気持ちが落ち着くから。
その結果、セックスの時に射精感を抱きにくくなるワケです。
オナニーをするタイミングは、セックス30分前を目安にしましょう。
★セックスの30分前にオナニーする方法
- エッチをすると分かった時点で「トイレ」で抜く
- 相手がシャワーを浴びている隙に「自室」で抜く
本番5分前など、セックス直前の射精は勃起が起こりにくくなるので要注意。
そうなると挿入が難しくなるため、セックスに支障がでてしまいます。
オナニーは、セックスに支障がでない程度「30分前」を目安にあなたに合ったタイミングを見つけてください。
2.刺激の弱い体位でセックスする
刺激の弱い体位でセックスすることで、射精感を感じにくくなります。
体位の中でも、対面座位がオススメ。
あぐらをかいた男性の上に、女性が乗って抱きつく形で挿入する体位です。
この形は男女ともに動きにくい体勢のため、ほぼピストン運動ができません。
また互いの体を密着させるので、女性の胸や表情が見えなくなるんですよね。
要するに性的な刺激を最小限に抑えれるワケです。
★対面座位のやり方
- 正常位の体勢になる
- 挿入したまま、女性の背中に手を回す
- 女性を起こすと同時に、自分の両足を前に持ってくる
まずセックスを正常位から始めて、イキそうになったら自然な流れで対面座位に移るのがオススメですよ。
3.ゴクアツ(0.1mm)コンドームを使う
厚手のコンドームを使用すれば、射精感を感じにくくなります。
日本で販売されている最も厚いコンドームは、0.1mm。
いわゆるゴクアツのコンドームは、早漏用に販売されています。
膣のぬくもりや柔らかさも、ゴクアツコンドームなら一切ペニスに伝わることはありません。
その結果、射精感を抑えることができるワケですね。
★主なゴクアツ(0.1mm)のコンドーム
ただ厚手のコンドームは、ペニスに対する刺激を抑えると同時に女性への感度も下げてしまうんですよね。
女性のことを考えても、ゴクアツは最終手段として使用するのがいいでしょう。
②心因性早漏
心因性早漏は、精神的ストレスによって起こる症状です。
- 幼少期の抑圧された性教育
- 過去のセックスにおいてのトラウマ
- 女性経験の少なさからくるプレッシャー
主に目の前のセックス以外の心的葛藤が原因で、心因性早漏に陥ります。
精神的なものの場合は、性行為に対する不安やプレッシャーやトラウマ、日常生活等のストレスなどが原因になります。メンタルが肉体にも影響し、ちょっとした刺激にも反応してしまうようになり、ノルアドレナリンの濃度が高まって早々に射精に至ってしまいます。
心因性早漏は、若い人に多いです。
特に【女性経験の少なさ】が若年性の早漏に関係しているようですね。
「ひょっとしたら心因性かも…」
心当たりがある人は、2つの改善方法をチェックしましょう。
- セックスの経験を積む
- 専門家のカウンセリングを受ける
1.セックスの経験を積む
セックスの経験を積むことで、心因性早漏の改善が期待できます。
心因性が原因ですぐにイッてしまう人は「オナニーだと我慢できるのに、セックスだとすぐイッてしまう」人が多いです。
これはシンプルにセックスに慣れておらず、プレッシャーを感じてすぐイッてしまっている可能性が高いんです。
セックスでプレッシャーを感じないようになるために、たくさんの女性と経験を積みましょう。
と言っても、相手がいなければ経験は積めません。
そこでオススメなのが、マッチングサイトや風俗の利用です。
自分の生活と関係がない女性なら、余計なプレッシャーを感じずにセックスができます。
セックスの成功体験が増えれば、自分に自信が持てるようになるでしょう。
その結果、普段のセックスでもプレッシャーを感じなくなり、心因性の改善が期待できますよ。
2.専門家のカウンセリングを受ける
専門家のカウンセリングでも心因性早漏の改善が期待できます。
心理的な要因で早漏になっている場合もあります。カウンセリングによって精神的な問題が解消し、早漏が改善する場合もあります。
心因性の場合、自分では気付かない潜在的な性のトラウマが原因になっている可能性も。
専門医のカウンセリングによって、原因を明らかにして適切な治療法に取り組むことができるワケです。
また場合によっては、カウンセリングだけで気持ちがスッキリして症状が改善されることもありますよ。
カウンセリング希望の人は、性機能に特化したクリニックもしくは心療内科に相談しましょう。
③衰弱性早漏
衰弱性早漏は、30歳以上の男性に多いです。
- 体調不良
- 筋肉量の減少
- 男性ホルモンの減少
主に加齢による身体機能の低下が原因で、衰弱性早漏に陥ります。
衰弱性早漏は、加齢や筋力の衰えによって陥りやすいといわれています。これは、年を重ねると射精を我慢する筋力が衰えてしまうため引き起こされる早漏の状態で、絶頂感を感じる前に射精してしまうこともあります。
加齢によって老いるのは、見た目だけではないということ。
身体機能が低下してしまい、射精感を我慢できなくなるんですよね。
衰弱性早漏の方は、次の改善・予防法を実践しましょう。
1.男性ホルモンを増やす食べ物を摂取する
体内の男性ホルモンを増やして、衰弱性早漏の改善を図りましょう。
食生活を見直すだけで、加齢による男性ホルモンの減少をサポートできますよ。
栄養素 | 成分の1日の推奨摂取量 | 食材の1日の摂取目安 | |
---|---|---|---|
牡蠣 | 亜鉛 | 約10mg ※性別・年齢によって1日の食事摂取基準が多少違う | 100g程度 |
山芋 | ジオゲスニン | 25~50mg | クーガ芋100g |
タマネギ | アリイン | 特になし | 半玉 |
これらの食べ物に含まれる栄養素は全て、男性ホルモンの分泌を促す重要な成分。
中でも性機能と関り深いのが、牡蠣に豊富に含まれる亜鉛です。
亜鉛は、男性では前立腺や性腺に高濃度に含まれていて、性ホルモンの合成や精子の生成などに深く関係しています。亜鉛が欠乏すると性的な機能が低下する可能性があり、アメリカでは亜鉛は“セックスミネラル”とも呼ばれています
性機能が高まれば、加齢によって低下した身体機能の改善が期待できます。
牡蠣を始め、男性ホルモンを増やす成分を含んだ食材を積極的に献立に取り入れて、衰弱性早漏の改善を図りましょう。
⚫参考文献
(*1)…亜鉛不足は怖い!起きる症状や原因を解説します-POWER PRODUCTION
(*2)…副腎疲労症候群とDHEAについて!-谷口医院
(*3)…タマネギの成分で加齢による男性の性欲減退を防げる!? – 日清ファルマ-マイナビニュース
④病理性早漏
病理性早漏は、治療中の病気が原因となる症状です。
- 膀胱炎
- 神経系の疾患
- 前立腺の炎症
ごく稀ではありますがこれらの病気が原因になって、病理性早漏に陥ります。
前立腺の炎症、甲状腺の活動性亢進、または神経系の病気が早漏を引き起こすこともありますが、病気が原因となることはまれです。
引用:早漏-MSDマニュアル 家庭版
病理性早漏の改善方法は、病気の治療に専念するしかありません。
医師の指示を仰いで、まずは病気を治しましょう。
もし治療が終わっても、改善されない場合は衰弱性早漏の可能性が高いですよ。
【注意】射精を無理に中断すると「逆行性射精」になる恐れアリ。
ここまで射精を我慢する方法と予防法について紹介してきました。
組み合わせることで、効果的に射精を我慢できます。
ただし射精の我慢のし過ぎは禁物。
尿道が痛くなる程ギリギリまで我慢すると、逆行性射精のリスクがあります。
男性がセックスやオナニーで射精を我慢すると「逆行性射精」という症状が起きてしまうことがあります。逆行性射精とは、名前の通り精液を外に出すことを我慢することで、本来、射精時に閉じるはずの尿道口付近の尿道括約筋が開いたままになり、精液が膀胱に戻って(逆流)しまいます。
逆行性射精とは、精液が膀胱に逆流する症状です。
射精感を感じても精液が体外に放出されません。
そのためクセになると、慢性的な逆行性射精となり男性不妊の原因(*1)になります。
射精を我慢する時は、必ず無理し過ぎないようにすること。
「予兆」を感じたら、すぐ腰を動かすのをやめて我慢する方法を実践しましょう。
●参考文献
(*1)…逆行性射精-MSDマニュアル家庭版
射精コントロールをする方法まとめ!射精を我慢して、最高のセックスをしよう。
今回ご紹介した射精を我慢する方法は3つ。
- PC筋に力を入れる
- 別のことを考える
- 腹式呼吸をする
これらを実践すれば、イキそうになっても射精を我慢できます。
またこれでも不安な人は「先に抜いておく」「体位を工夫する」など、早漏の予防策をしておきましょう。
我慢する方法・早漏の予防法を組み合わせて、互いに満足できる最高のセックスをしてください。